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カナダ・トロントで生活しています。カメラ片手に写真で日々を綴っていきます。

残念な日。WE THE NORTH DAY

月曜日はラプターズの祝勝パレードがありました。
オンタリオ湾岸から数キロのパレードで市役所前の広場が終着点です。
沿道には200万人が集まっているとの報道がありましたが、
実際はどうなんでしょう?
確かにものすごい数の群衆で身動きができない状況でしたが、
トロント市の人口が300万人(GTAでは640万人)です。
こういう報道って話し半分って感じでいつも聞き流しています。


午前中に職場から市庁舎前を眺めていると
もうすでに大群衆が集結していました。

なんだか、職場でもテレビ中継されていましたし、
祝日ではないけれどもみんなお祭り気分で、仕事する気分でもなく、
私も歴史的な日なんだと思い、市庁舎前広場を目指して早退しました。

多くの道歩く人々はラプターズのT-shirtsを着込んでいました。
家族づれが多く、子供たちもたくさんいました。

まったく前に進むことがこんなくらいびっしり人で埋め尽くされていました。

せっかくの機会なので、このまま人に埋もれていては意味がないと思い、
広場に向かいました。

天気も良く、選手を乗せたパレード隊が到着するのを心待ちにしていました。


しかし!いくら待っても来ない!
中止になったのかと思っていましたが皆さん辛抱強く待っていました。

のんびり待つことにしました。

正午には市庁舎に到着するパレードでしたが、結局2・3時間遅れで到着。

ようやくやってきたけれども、あいかわらず身動きができないくらいの群衆でした。
もうめちゃくちゃ中で良く秩序を守っているなと感心しました。

ようやくDrakeがやってきました。

広場に戻ってセレブレーションを眺めていました。

すごく待たされたけれど、
自分のスペースを確保してのんびり過ごそうと思いました。

残念ながら、
この後、最悪なことに発砲騒ぎとなりました。


身動きができない中、パニックになった人たちが
人をなぎ倒すように逃げ出したので
ただただどうすることもできずに立ち尽くすのみでした。
正直、ここで死ぬのかなと思いました。
恐怖で身動きがとれない体験をしました。


落ち着いてきたので、
家に戻ろうとワンブロック先のストリートを歩いたところで、
二度目の発砲騒ぎ。


もう何が起こっているのかがわからない。
多くの事態を察知した人たちは全力で走って逃げているのに対して、
気づいていない人たちは何も変わらなく悠々と歩いている。


初めて見る異様で不思議な光景。
私は、うずくまって身を隠すように辺りの様子を伺っていました。
すぐ前にいた母娘は抱き合って身を守っていました。


自分が招いた事態で最悪の事態が起こることには納得がいきますが、
そうでない場合はあまりに理不尽だなあとこの時思いました。


あとで知りましたが、
近くのショッピングモールでは別件で刺傷騒ぎがあったようです。


幸い死者は出ませんでしたが、もうめちゃくちゃでした。
歴史的な日なのに最悪で後味悪すぎです。

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