私の里
両親の住んでいる実家から車で40分くらい山に向かった先に私の里があります。じいちゃん、ばあちゃんが住んでいた山間の小さな村です。
今は、両親が退職して畑の管理なんか野良作業に精を出しています。
その村のお寺さんに記憶のある中では今まで行ったことがなかったので、
少し立ち寄ってみました。
(お寺さんなのになんだか神社のような感じ。。。うーん。)
雨がしとしと降っていて
こじんまりしているのだけれど、
古く素朴な中にも歴史を感じさせる格式を感じさせる小さなお寺さん。
父親が言っていたけれど、
このお寺の住職さんに自分と弟の名前を相談して決めたそうです。
自分のルーツともなる場所でもあるし、
大切にしていかなければならないなあとさらに実感しました。
父親に里にある古い写真を見せてもらいました。
すごくたくさん様々な時代の写真があって少しビッックリしました。
じいちゃんの中国へ戦争に行っていた写真や、
中にはひいばあちゃんやひいじいちゃんが写っている90年以上前の貴重なものもあってずっとこの土地で生活していた記録を確認することができました。
どことなく顔の形や雰囲気が似ていてとても興味深いものでした。
ずっと大切に保管しておいてもらいたいものです。
こういった写真も自分のルーツを知る上で家宝だと思います。
何者にも代えがたい価値のあるものです。
雨の中、サワガニが活発に歩いていました。
苔が深く萌えた石垣には可憐な花が咲いていました。
何もないところなんだけど大切な大切な私の里。