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カナダ・トロントで生活しています。カメラ片手に写真で日々を綴っていきます。

c’est la vie

ホテルに戻ろうとしてターミナルの時刻を見たら6時0分の便が出発したばかり、
次のが来るのは8時。2駅くらいだから歩いていこうかそれとも待っていようか。


少し考え事をしながら帰ろう。
いつも考え事をする時は散歩する。

西日がきついな。でも多分この道をまっすぐ行けばホテルに戻れる。


ふと、土曜日のことが頭をよぎる。
いったい何をしてきたんだろうと。


ふと前を見ると、人が歩いている。

こんな何もないようなところを歩いているのが不思議に思った。
こんなところでも人が住んでいるのかなあ。


あの人にはあの人の人生がある。
自分とはバックグランドが違うし、
これからもきっと彼の人生と自分の人生が交差することはないだろう。


そういう風に考えるととても愛おしく思えてきた。

前から別の男がラップのような鼻歌を歌いながらやってくる。


I don’t know what to do in my life.


ハッとする。


日本にいる弟の家に遊びに行った時、


メロンを実家に送っていた。


あの時はただぼんやり見ていた。


自分は何もできていないじゃないか。


ぞっとする。


親孝行なんて何一つできていない。


海外で一人息巻いてやったところでそれがいったい何になる。


日本で踏ん張って頑張らなかったんじゃないのか?


自分の代わりなんていくらでもいる。


いや、いない。
だって実際にここまでやっている人がいないじゃないか?
でも、それを誰が評価してくれる?


人が1でできることを自分は10頑張らないと人並みにできないことも十分知っている。


脳にこびりついて離れないよ。

西の空は私の故郷の方角。家族や友達が住んでいる場所。


私の居場所だったはずなのに、どうして。


いくら年を取ろうとも、そんなことは関係ない。
現在(いま)を不問にして切り開ける未来や自分の居場所が確保できるわけがない。


汗をかきながら、涙を流しながら、体が動かなくなるその日までくじけるな。